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ブログはじめました

美術教室ぷっち・こっぷ

内容はこんなこと

美術教室ぷっち・こっぷ カリキュラム

美術といっても方法はたくさんある

「美術教育」=「絵を習う」ではありません。


お絵描きは代表です。見えたこと、考えたことを紙や鉛筆で表します。絵は、自分の中に見えている画像や、感じたことを具現化します。でも簡単に描けないところもあります・・・例えば奥行きは?目で見えない匂いや気温は?「どう描くとうまくいくか」の試行錯誤は最高の「脳の筋肉」の鍛錬です。

工作
平らな紙を折ったり、切ったり。絵だけで表現することも楽しいけれど、表現を絵だけにとどめたくない時に使います。廃材や箱などを使ってお部屋を作ったり、動物や自分だけのキャラクター、食べ物、いろいろなものが出来上がります。

デザイン
デザインは目的があります。絵は「自分の想像している画像を具現化」するのに対し、デザインは、「こういう風にすれば使う人が便利だしかっこいいから使いたくなるな」と考えた結果を具現化します。例えば「郵便配達がお仕事のヘビさんが乗る自転車」のデザインは?「お月見がお仕事のお月見坊主くんの家」のデザインは?

物語
文章がぐちゃぐちゃでも構いません。もちろん慣れてきたり、得意な子もいると思いますが、作文は、「書き方」ではなく「何を書きたいか」です。おもしろい展開に意外な結末、それに対し、穏やかな展開で特にハラハラせずにハッピーエンド...その子の性格や、その日の気分で様々です。


書道、習字、いろいろな呼び方がありますが、ここでは「書」と呼びます。パソコンやスマートフォンの電子メールやSNSでのやりとりでは排除された、「ここまでに収める」とか「バランスよく書き終える」という感覚を体験します。完結させる、始末よくする。これも美の感覚であり、脳の筋肉を鍛えます。

自然
季節の特別な体験を取り入れていきます。散歩をして自然のものを採取してきて題材にしたり、材料にしたり。寒さや暑さ、爽やかさや、"いいな"という気分を味わいましょう。お子さんや、親御さんの希望も取りいれていければと思っています。


カリキュラムの例

【うすい川】年中〜小学2年生・季節は12月の場合

「今日はこれです!ジャ〜ン!おっきなお鍋。何作ろうか〜」(本物のお鍋を見せる)

「今日はね、きのこ研究家のもじゃらくんのお話です。もじゃらくん知ってる?毛がもじゃもじゃの、なんだなんだか全然わからない子、きのこハウスに住んでるんだよね。そのもじゃらくんは、今日朝早くから、きのこを採りに行きました。きのこがたくさんとれる季節なんですって。」

「それで、きのこシチューパティーを開くことにしました。お客さんはもちろん森のみんなです。朝、きのこを採りに行きながら、みんなにお手紙を出して行きました。」

「『今日、森のきのこシチューパーティーを開きます。12時に僕のうちにきてね』」

画材としては、お鍋にするための丸く切った画用紙を用意しておきます。 クレヨン、色鉛筆などで具材をどんどんカラーで描いていってもいいし、鉛筆で下書きをしてから水彩絵の具で塗ってもいいと思います。折り紙や色画用紙を切ったり折ったりしてはるのもOK。

途中、「お野菜も入れる?どうしようか?」「味はどうする?クリーム味、トマト味もいいね。お醤油も和風で美味しそう」など想像を広げてあげます。

シチューができたら、白画用紙にお鍋ごと貼って、お客さんのみんなやもじゃらくんの姿、周りの風景など好きなものを描いて出来上がり。

「きのこを描いてください」などの指示はしません。
ではもし、「僕きのこ嫌いなんだよね〜お肉がいい」という子がいた場合。
「じゃあきのこが嫌いな人のために、もじゃらくんは別メニューを作っていました!お肉を煮込んだシチューです。」と、うまくその子に合わせた展開を与えてあげます。

【からす川】小学3年生〜・季節は2月の場合

「外に出て、公園で木の芽を見つけてきましょう」

好きな木の芽を見つかったら、それをよく見てスケッチする。鉛筆で描いてから好きな画材で色を塗ってもいいし、鉛筆のみでデッサンのようにしても良い。表現は自由。表現方法に悩む子がいたら相談にのる。


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