ルールの中で、うまく自由にやる

自由ってステキ。
大好き。
だけど、与えられたルールの中である程度自由に、やり方をマネしつつ、でも自分の味付けを加えられていったらそれはとっても成長になります。
9月の2回目は、直線(ときには曲線)で真横からみたお城を描いて、平面的に塗る、さらに月を入れる、という課題。
縛りが多いようで、なかなかに個性が出て、自由にはばたける課題だったと思います。
縛りがあると、実はストレスがありそうでいて、じつはストレスから解放された状態になると思います。
自由で無の状態から捻り出すことは、ある意味苦しみを伴うときもあると思います。
たまにはある程度「縛り」を与えることでむしろストレスなく、はばたけるのです。
この「縛り」は、つねにではいけないと思います。
美術の世界でも、基本的な分母は「自由」であり「創造」、「生み出すこと」、「苦しむもの」であって良いと思っています。
この分母があって初めて、「縛り」が効いてくる。
いつも「縛り」では何も生み出せず、成長はないのですよね。

まあー、「縛り」を与えてもその縛りを平気で解いてくる子もいます。
それはそれでOKです。
ここはそれに「いいよ」って言ってあげられる環境なのです。