いつも考える私たち

いつも考える私たち

うーーーん、ぐむむむむ

昨日からどうしても気になることがあります。

それは、「時間」です。

そのことを考えさせてくれたのは我が家の4年生の長男です。

 

 

長男は、いつも不思議な問いかけをしてくれます。

例えば、

「お母さん、どうしてなんだろう。

2と3という全然違う数字を足すと、5というキリのいい数になるのは。

5は10のちょうど半分だから、キリがいい。

どうしてなんだろう。」

 

 

え!?え!?

何を言ってるんだろうと初めは戸惑いました。

だってそれは仕方ないじゃな〜い、数字ってそういうもんだって誰かが決めたんじゃない?

10が一区切りだから、半分が5で、それが2と3でできてても仕方ないじゃない?

そこを、何故、って思うの?

だけど待てよ、誰が決めたんだろう?

そもそもどうして10で一区切りなの?

あっ、十進法?

そういえば十進法って誰が決めたの?

数字は0〜9までで、9より一つ多くなるとなぜ次は1と0が並ぶの?

仕事では十六進法を使った技術を使うけど、どうして算数は十進法?

ていうか長男、普通そこに疑問もつ?

そこ結構みんなスルーするとこだよ?

考え始めても全然わかんないよ?

頭がもやもやだよ?

どうして、5がキリのいい数っていうところに疑問持っちゃったの?

確かに「5」って何なの?

「5」の謎…

もしかして長男って天才なの?

そりゃあスーパー頭脳のひいおじいちゃん兄弟とかミラクル天然なひいおばあちゃんとかの血をひいちゃってるんだからありえなくもないよ?

ていうかちょっと待って待って、子どもってみんな天才なんじゃないの?

 

 

…止まらなくなってしまいました。

別に我が子がスゴイとかではなくて、全ての人が、世の中に対して自分だけの切り口を持っていたりしますよね。

私なんか、ベッドの木目とか壁の模様とかタオルケットの穴とかで壮大なお話作ってましたからね。

(意味わからないと思うのでそれについてはまた後日。)

 

 

そんな、子どもたちとの知的なやり取りが本当に面白い毎日です。

そしてつい昨日出た議案は…

長男「お母さん、タイムマシンって作れると思う?」……です。

来たか…タイムマシン…来たね…

 

 

タイムマシンか…

おかぁはね、、、えっとこれはあくまでおかぁの意見だよ?

どれが正しいとかじゃなくて、いまはまだ誰も答えはわからないけど、おかぁはただこう考えるってだけだよ?

おかぁはね…..実は、タイムマシンは作れないと思ってるんだ。

何でかというと、そもそも「時間」て無いんじゃないかと思ってる。

この宇宙には「時間」なんてものは無くて、私たち人間の脳が、季節の移り変わりや、子供の成長や、年老いていく姿をみて、勝手にカレンダーを作って、そう認識してるだけなんじゃなかろうか。

だって、もしじゃあ仮にタイムマシンで10年後の未来に行ったとする。

そこには10年後の自分がいる?

自分が2人になるのかな?

じゃあ10年後だったら想像できるけど、それが10秒後だったら?

1秒後の未来には行けるのかな?

よーし、0.1秒後の未来に行こう!と思ったら、もう0.1秒後になっちゃうよね。

なんかおかしい。

どこからが未来なんかね?

過去も、0.1秒後の過去に戻ると、「ほとんど今」の自分がもう一人になる。

じゃあ自分は何人いるんじゃろう?

時間って細切れなの?

…て考えていくと、そもそも「時間」を辿ることすらおかしな話になってくる。

過去はないし、未来もない。

時間は、私たちの頭の中にあるだけ。

だからタイムマシンは作れないと思う。

おかぁの考えでした〜。

 

 

と話しながら、やっぱり何だかまだ煮え切らなくて、昨日からずっと考えてます。

長男は、「でも僕は、タイムマシン作れると思うよ」と言ってましたけどね。

子どものふとした疑問や相談や質問は、的外れな気がしても、何だかやっぱり興味深くて、彼らはこれからの人生でそれについて真面目に研究していくこともできるんだと思う。

だって未来は彼らが作っていくものだからね。

 

 

学校では何でもかんでも言われるけれど、もしも、我が子が算数の計算スピードが驚くほど遅くても、そもそも十進法とか、数字の表し方などに疑問を持っているせいかもしれないと、そう思います。

十進法に疑問が持てる子が、他に何人いるでしょうか。

 

別に算数だけの話ではなくて、人には必ず他の人たちとは違うことを考えている「何か」があるはず。

子どもたちのそれを受け止めてあげたら、きっと世界は平和になる。

私たちがどうして生まれて、学校に行って、だれかを愛して、せっせと働いて、考えて、生きていくのか。

世界平和のために。

誰しもにその役割があると考え、私にも、あなたにも、その役割があるはずだと。

だから私は子育てと美術教育とデザインを続けますよ♪

興味のある方、談義しましょう♪