もの言わぬものたちへ

もの言わぬものたちへ

こんにちは。

フェイスブックにも書きましたが、最近思うことがあり、久しぶりにブログを書きます。

もちろん教室の作品紹介はいつもしているのですが、ただ考えたことなどを書くことが最近減っていました。

ここは私専用のお部屋なんですよね。

自由に書きたい。

 

以下フェイスブックより。

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意外な自分を発見しました。
ガーデニングなどまったくもって興味がなかったんだけど、昨年の夏、子育てに疲れた私はホームセンターで何気なくきゅうりの苗を買いました。
なんの計画もなく、ただ鉢に植えて水をやりました。
一言も物言わず、だけどぐんぐん苗は育ちました。
それを見てなぜか涙があふれたりしました。(疲れすぎ…)
気がついたらツルが伸び、支柱やネットを慌てて買いました。
その夏、きゅうりを10本ほど収穫できました。

そんなこんなで、今は細々とベランダ菜園で野菜やお花を育ててみてます。
今は種まきから育ててみるのが楽しくて、せっせと試してます。

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我が家では物言わぬものたちが、ほかにもいます。

じゃん。

上はニシキゴイ。その名も「あめ・かぜ・あられ」ちゃん。

下は写真ではよく見えませんがメダカ。その名も「三日月めだか団」8ぴき。

家の中にアクアリウムがあると何だか癒されます。

そしてうさぎのリョウくん。

 

この子達はみんな、昨年の夏頃から少しずつ我が家に集まってきました。

いろいろな衝動や、いろいろな理由がありました。

私は3人の子どもを授かり、優しい夫もできました。

だけど子育てにたくさんの困難もあったし、今だって毎日たくさん悩んでいます。

子育てに悩まない、そんな人もたまにはいるかもしれません。

だけど私は弱くて、優柔不断で、何を決めたらいいかもわからない。

それによって子どもたちを混乱させたり、不安にさせてしまったりしたことだと思います。

一体何が正しいのか?

今この時も悩んでる。

 

だけどやはり昨年の夏頃でしょうか。

ほんの少し心にホワンと余裕が生まれ始めた気がします。

そんな時、動物や植物を育てようと思いました。

ただ「生きる」こととが、「愛する」ことをしてみようと思いました。

もちろんそれまでだって子どもを一生懸命育て、生きて、愛してきました。

だけど自分のそれに「注目」をしたことはなかったかもしれません。

当たり前のことなんだけど、「生きる」ことが「愛する」ことかもしれないとかを思い、

「いのち」を感じる行為をせっせとしたかった。

そして動物や植物のいのちと同じように、自分のことや、子どもたちのことを感じてみたいと思いました。

不思議だけど、物言わぬ動物や植物を育てることを通して、いろいろなことを感じました。

「私にできること」がこの世にあるんだなあって改めて思いました。

 

私の美術教室の仕事は、「美術ができる場所を作るお仕事」だと思っています。

 

以下フェイスブックより

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チョキチョキペタペタ。
そもそも「自分を表現していいよ」っていうことを忘れなければ、人は生きていけると信じています。
そして自分を表現するよろこびを知っていれば、人を助けられる。
人を助ければ、自分だって潤う。
仕事ってそういうものだと思います。
自分の子どもたちが生きていく世界がそういう世界でなきゃ意味がない。
だから美術は絶対的に、大切だよね!

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みんなが美術で表現することを通して、自分を表現することを学ぶ。

それから自分ってこういうことが得意なんだなあとか、こういうことが注目されたなあという経験を通して、内面的にも客観的にも自分に気づいてく。

それができたら、一番幸せなんだと思います。

それから社会全体でそうなっていかなきゃ意味がない。

自分の子どもだけじゃなくて、その子どもたちが生きていく社会全体が幸せにならないとね。

だから美術教室をもっともっとたくさんやりたいです。

 

しわせなことに、たくさんの入会や体験教室のご希望をいただいております。

空きがなく、すぐに受け入れができず申し訳ないです。

どうしたらもっと、教室をふやせるのか..

自分の子どもがもう少し大きくなったら…

本当にまだわかりません。

だけど美術教室は社会に必要だし、必要だと思っている人がたくさんいることがわかりました。

何か良い案があれば教えてくださいね。

 

今日も物言わぬものたちから生きることを感じながら…

のんびりと頑張ります。