作る〜描く〜作る〜わぁ〜い!
こんにちは。
6月2回目のぷっちこっぷ本店の作品を紹介します。
うすい川クラスは、「いろいろな素材を切ろう」です。
ホームセンターや100円ショップを這い回って集めてきました。
たいろんな「素材」を、切って切って、切り絵にします。
ただ描くだけでは生まれないような表現が本当にステキでした。
このくらいの子どもってね…「知っていること」を描くのです。
「知っていること」を絵として出力することで、整理もしているんだと思います。
それって、お母さんたちが井戸端会議して話を共有してスッキリしたり、勉強したりするのと同じ。
人は、知っていることを出力して共有することで、生きてるんだと思います。
そしてぷっちこっぷ本店の生徒さんたち…周りに流されないところがすごいなあといつも思います。
「自分を」出す、ってとても大切ですよね。
もちろんそれだけで生きていくことは困難だけど、この場所では「自分を出す」ことにどんどん専念して欲しいです。
社会に出た時、自分に揺るぎないものがあるからこそ、他人とも許し合って強調しあえるんじゃないかなあ。
スタートは、自分なのです。
からす川クラスは「間取り」の2回目。
みんな作り込みが素晴らしいため、1回では終わらず、仕上げを今回に持ち込みました。
今回、うすい川クラスの素材のあまりも使って作れました。
「えーこれ使っていいの〜!?」と大興奮する子たちよ…可愛いな。
発展し、間取りだけでなく屋根やお庭まで作ってミニチュアハウスのようになりました。
みんなの創作力ってほんとすごいなー!
ごめんね、私こんなに作れないと思う…笑
さて、「鉛筆の達人」にも少し入りましたが、鉛筆で描く練習なんてつまらない…という反応が多かったかな〜。
みんな、さんざ学校で鉛筆で書いてるもんね。
デッサン、スケッチの面白さってまだわからないものですかね。
私、デッサン大好きです。
でも小学生の時にしたことはさすがになかったか〜。
デッサンなんてやったの、高校生からですものね。
最近、高校の授業でガッツリとデッサンやってるんですが、私も多少はお手本見せねば…?と思って久しぶりに一緒に描いてみています。
いやー、デッサンて………なんて面白いんでしょうかっ!!!!!
デッサンはね、正解はない。
自分の脳と、自分の手と、自分の外側の、「帳尻を合わせていく」ような作業。
これがまた面白いんです。
どの部分を「見るか」、どう「解釈するか」みたいなことに近い。
例えばワインの瓶の表面は、どっち方向なんでしょうか。
縦長のエネルギー、ぐるっと回り込む円形のエネルギー、そしてそれがどういう向きでどの場所で交わっていると解釈する?
どう見る?
見るのは自分。
他人の描いたデッサンを見ると、「ああこの人はこの瓶をこう見たのか」「こう見方もあるのか」「この人ここが見えてないのかな(自負…)」とか、思うものです。
ああ面白い。
みんなにも、この世界を見せてあげたいです。
だけど、慌てるのは良くないですね。
高校生にもいうんですけど、「木登り、したことある?」って。
木登りしたことあれば、多分デッサンは描けます。
うまいかどうかの話ではなくて、描き始められるということ。
これ、私は本当だと思っていて、まあ木登りだけの話ではないんですが、実体験、特に大自然に飛びこんだような記憶や実体験があれば、デッサンはできます。
逆にそれがなければ、描けない。
何か描いてくれなければ、教えられない。
真っ白な画面に向かって、「どう描くんですか」「描き方がわかりません」と言われたら、もう、そこまでかもしれません。
公園で遊んで木登りしてきな〜って、本当なら言いたいな。
もちろんできる限りのことは教えます。
でもデッサンや絵は、体得していくしかないのです。
という私も、すごく良く描けるとかいうわけではないんですが、人生の中で、デッサンという作業に出会えたことが宝と思いますね。
だからたくさん経験しよう。
美術も、今は「経験」なんだよね。
あせらずあせらず!
次回も楽しみです!