壊す勇気と、守る勇気

壊す勇気と、守る勇気

こんにちは。

2月1回目のぷっちこっぷ本店の作品紹介です。

アップが遅くなりました〜!

 

うすい川クラスは、雪だるまとあそぼ!

まずは色の「温度」について考えました。

本当は色に温度はないけど、「あったかい感じ」「寒い感じ」「暑い・熱い感じ」「冷たい感じ」って、色で表現できるんだよ〜っていうことです。

 

それからふわふわの素材で My 雪だるまを作りました。

このふわふわの素材は何なんでしょうね〜、ふふふ、実はレンジフードに付けるカバーのようなやつです!

某ホームセンターで探した結果、これにしみました。

某ホームセンター内を週2で駆けずり回っている謎の女は、そう、私です!

 

 

雪だるま。切り取るのが結構難しかったね。

コツをつかんでどんどん切る子もいれば、なかなか思い通りに切れず、私がお助けする子もいました。

どちらでもいいんですよ〜。

できた雪だるまを自由に紙に貼ったら、さ〜て、雪だるまと遊んじゃおう!

カラーペン、クレヨン、絵の具、シール、折り紙、何を使ってもOKです。

 

↓ カラーペンで描きました。大好きな動物の形の雪だるま。子どもの吐く息の表現、わかりますか?

 

↓ 地面の芝生を、濃くしないでうっすらと雪がかぶっている表現にこだわりました!こういう繊細な表現はとても大切です。

 

↓ 絵の具を飛ばすのが大好きな子。青系・紫・黒の寒色コンビネーションとにじみにセンスを感じます。

 

↓ 雪といえば、やっぱりサンタさん。人物をペンやクレヨンで描いてから背景を薄く溶いた絵の具で塗るという、自分なりの技法を持っていますね。

 

↓ 色づくりに没頭したね!ルージュの色を選んでいるような気分になるパレット。月と、手作りの中間色たちとのコンビネーション。

 

↓ 寒色の意味をすぐに理解してくれました。吹雪?というくらい寒そう!

 

↓ 絵の具の厚みを感じる作品。使っている絵の具は水彩ですが、ガッシュ的に描く子はそのまま油絵や彫刻に行けそうな気がします。

 

↓ カラーペンで細かく描いて、絵の具を思い切ってのせましたね!一見ぐちゃぐちゃ?のようですが色が絶妙に素敵なんです。茶とも紫とも黒とも言えない、こういう中間色は水彩絵の具だからこそ触れ合える色。

 

↓ 雪の結晶が細やかでキレイ!カラーペンでクッキリ描いたけど、上から白い絵の具を薄く塗ってほんわかあたたかみのある絵になりました。

 

 

からす川クラスは「白い道」。

「芸術による教育の会」さんでよくやるカリキュラムのようで、一度やってみたかった!

生徒さんたちも慣れてきて、ちょいとここらで共同制作で自分の殻を破っていくのもいいかな、と思いました。

基本的に、美術は自分で作っていくものですが、共同制作は思いがけない発見があるものです。

↓ 道を描いています。

 

↓ ひっくり返して、そいや〜!裏から色を塗ってます。

 

↓ 見覚えのある…群馬じゃお馴染みの釜めしの入れ物発見!これ、重さがあるのでこういう時のお水入れにちょうどよか〜!

 

↓ みてください〜。かわいい…色・色・色。色や画材を理屈抜きに「好き」であることは、美術の燃料になります。

 

 

美術って自由で、素敵で、夢で、繊細。

 

画面や作品を「壊していくこと」と、「壊さず守り通すこと」は、同じくらい大切だと思っています。

どんどん壊して、失敗して、やり直して、取り入れる勇気!

それから必死に誰も一歩も通さず守る部分。

そこには自分さえ立ち入れない場所がある。

そんなイメージです。

 

空想はいいですね〜。

ほんっと、空想は最高。

空想ばかりしてちゃダメですか?

いいんですよ♪

せっかく人に生まれてきた。

空想だって、現実に自分の脳が考え生み出してることなんだよ。

「五感を使って、脳で考える。」

それ以上も以下もないかもしれませんね。

雨が降っても「いい音。ステキ!気持ちいいな〜」 とか、

お腹が空いたけど「やった〜!美味しいご飯を食べるられる〜」 とか。笑

笑っちゃうけど、それが生きてるってことですから。ね〜。

 

みんな、世の中はとんでもないヒドイ世界だとか、悪くなってくはずとか思ったりしませんか?

テレビや新聞を見たら、恐ろしく悲しいことばかりです。

 

いやいや、でもね。

これからこの子たちが作る世界ですから。

男女差別はなくなり、権力差別も、成績差別も、容姿差別もなくなります。

自然は豊かになり、地域の優しい共同体も復活します。

学校が楽しくなります。

職場が楽しくなります。

野菜も美味しくなって、料理も楽しくなります。

風邪はひくかもしれないけれど、必ず風邪は治ります。

みんなに優しいエネルギーがあります。

その一部に、「みんなが美術が楽しいと思える世界」も含まれるかなぁ?

5年先、10年先、20年先は、私たちの想像できないくらい素敵な世界。

子どもたちが、それを作っていけるように。

私たちだって負けない〜。

ぷっちこっぷは、微力ながらチマチマやってみます♪

あれ、微力すぎて目に見えない…ゴシゴシ

 

これからもよろしくお願いいたします♪